院長あいさつ

 

垂水市立医療センター垂水中央病院
院長 竹中俊宏

 

垂水市は、錦江湾を挟んで鹿児島市の対岸に位置し、桜島や高隈山系に抱かれた素晴らしい自然環境にある人口14,000人余りの「花と渓谷と温泉のまち」です。鹿児島市からはフェリーで約40分、大隅半島の入り口として、雄川の滝や佐多岬などの名勝にもアクセスしやすい好位置にあります。

垂水中央病院は、1987年に垂水市立医療センターとして開設され、本邦で初めての公設民営型の病院として、当初から地元の医師会である肝属郡医師会によって運営されて来ました。当院は、垂水市の医療分野において中核的役割を果たすべく、開設当初から地域医療を支える急性期の病院として長年に亘り運営されて来ましたが、2017年3月の垂水徳州会病院の閉院などにより、現在では垂水市内唯一の入院医療機関として、急性期から回復期および慢性期、さらには在宅医療までを担うケアミックス型の病院となっています。

昨今、本邦では少子高齢化・人口減少が大きな社会問題となっています。垂水市における少子高齢化・人口減少は全国に先駆けて特に顕著であり、全国平均の20年以上先を行くものです。これに伴い当市の医療需要は大きく変化して来ており、それに合わせた医療提供体制の再編、再構築が必須となっています。このため当院は、垂水市民の皆様が健康で安心・安全な生活を送る事ができる「地域包括ケア」体制の早期確立に向けて、今後、併設の介護老人保健施設コスモス苑や肝属郡医師会立訪問看護ステーションのみならず、垂水市地域包括ケアセンターや市内外の医療・介護・福祉施設との連携を一層強化し、地域密着型病院としての機能をさらに充実させるとともに、地域中核病院としての機能もより強化したいと考えています。

また、垂水中央病院は、質の高い医療を提供し続けるためには質の高い職員の存在が必須と考えています。今後も、総合診療医や特定行為看護師をはじめとした地域医療を支える人材の育成を図り、垂水市のまちづくりを医療の面からしっかりと支えて行きたいと思います。

さらに、垂水市民の健康づくりのために、垂水市、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学講座および垂水中央病院が密接に連携して2017年度から実施している取り組みである「垂水研究(たるみず元気プロジェクト事業)」にも積極的に参画し、市民の健康長寿実現に向けた努力を継続したいと考えています。

垂水中央病院は、今後も「病める人とともに、和と向上心をもって総合的かつ継続的な地域医療の実現をめざします。」という基本理念のもと、市民の皆様が安心して垂水で暮らし続けられるよう、職員一丸となった努力を継続する所存です。末永くご支援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。